ピラティスと筋トレは何が違う?両方やるメリットを現役トレーナーが解説

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パーソナルランド(PERSONALLAND)の現役トレーナーが、ピラティス(マシンピラティス)と筋力トレーニングの違いを整理し、両方を組み合わせることで得られるメリットを解説します。

運営:株式会社ジムニーランド|代表取締役:谷野秀憲(パーソナルランド運営・現役代表トレーナー)


「ピラティスと筋トレ、どう違うの?」に一言で答えると

結論から言うと、鍛えるターゲットが違います

  • ピラティス(マシンピラティス):身体の深部にあるインナーマッスル・体幹を整え、姿勢・動作の質を高める
  • 筋トレ(レジスタンストレーニング):アウターマッスル(表面的な大きな筋肉)に負荷をかけて筋肉量・筋力を上げる

どちらが優れているというわけではなく、それぞれ得意な役割が異なります。両方を組み合わせることで身体づくりの効果が最大化されます


ピラティスと筋トレ:違いを比較する

目的・アプローチの違い

比較項目ピラティス(マシンピラティス)筋トレ(レジスタンストレーニング)
主なターゲット筋インナーマッスル・深部筋・体幹アウターマッスル(胸・背中・脚など)
主な目的姿勢改善・動作の質向上・体幹安定筋肉量アップ・筋力向上・基礎代謝向上
負荷の特性スプリングによる低〜中負荷、動作の精度重視自重〜高重量、漸進的過負荷が基本
体型変化への影響引き締め・ラインの整い筋肥大・代謝向上・体脂肪減少
姿勢改善効果高い(深部筋へのアプローチが得意)種目・フォームによる
初心者への対応マシンのスプリングがサポート、始めやすいフォーム習得が必要だが適切な重量から始められる
腰痛・肩こりへの効果高い(体幹・インナーマッスル強化)正しいフォームで行えば補助的に効果あり

筋肉へのアプローチの違い

人間の筋肉は大きく「インナーマッスル(深層筋)」と「アウターマッスル(表層筋)」に分けられます。

インナーマッスル(深層筋)

  • 腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群、腸腰筋など
  • 関節の安定・姿勢保持・身体の土台をつくる
  • 目には見えにくいが、動作の質・姿勢・腰痛予防に直結する
  • ピラティスが得意なターゲット

アウターマッスル(表層筋)

  • 大胸筋、広背筋、大腿四頭筋、臀筋群など
  • 力発揮・見た目のボリューム・基礎代謝向上に貢献する
  • 筋トレが得意なターゲット

ピラティスだけでは大きなアウターマッスルに十分な刺激を与えにくく、筋トレだけではインナーマッスル・体幹の安定性が不足しがちです。両方を組み合わせることで、身体の内側から外側まで総合的に鍛えられます。


ピラティスと筋トレを両方やるメリット

1. ボディメイク効果が高まる

筋トレで筋肉量・基礎代謝を上げながら、ピラティスで体幹・インナーマッスルを整えることで、「大きくなりすぎない、引き締まった体型」を効率よく目指せます。

特に女性に多い「筋トレで太く見えたくない」という不安に対して、ピラティスとの組み合わせは有効なアプローチです。ピラティスで筋肉を「整える」動きを加えることで、アウターマッスルの過剰発達を抑えながら全体のラインを改善できます。

2. 姿勢改善・腰痛予防の効果が上がる

筋トレ単体では、フォームが崩れた状態でアウターマッスルを鍛えてしまうと、インナーマッスルの弱さを補えないまま筋肉のアンバランスが固定されることがあります。

ピラティスで体幹・深部筋を先に活性化してから筋トレを行うことで、正しい姿勢・フォームで筋トレに取り組めるようになります。これにより、腰への負担を減らしながら効率的にアウターマッスルを鍛えることができます。

3. 筋トレのパフォーマンスが向上する

体幹の安定性が上がると、スクワットなどの複合種目で力をより効率よく発揮できるようになります。スポーツ科学の研究でも、体幹トレーニングを組み合わせることでパフォーマンスが向上することが確認されています(Zemkova & Hamar, 2018)。

4. 怪我・オーバーユーズのリスクが下がる

筋トレを高頻度・高強度で行うと、関節や腱への負担が蓄積しやすくなります。ピラティスで関節周りのインナーマッスルを鍛えることで、関節の安定性が高まり、怪我の予防・関節保護に貢献します。特に肩・膝・腰の関節トラブルが気になる方に有効です。

5. 運動が長続きしやすくなる

筋トレだけだとマンネリや疲労が蓄積しやすい一方、ピラティスを組み合わせることで身体への刺激の種類が変わり、飽きにくくなります。負荷の高い筋トレと、体幹・呼吸・動作の質を重視するピラティスを交互に取り入れることで、身体の回復も促されます。


こんな目的・悩みには、両方の組み合わせが特に有効

  • 筋トレはしているが姿勢がなかなか改善されない
  • ピラティスだけでは体型変化が物足りない・筋肉量を上げたい
  • 腰痛・肩こりがある状態でボディメイクを進めたい
  • 「引き締まった体」を目指しており、太く見えたくない
  • 産後・ブランクがある状態から体型を戻したい
  • 運動経験が少なく、フォームに不安がある

PERSONALLANDでの組み合わせ方の例

PERSONALLANDでは、マシンピラティスと筋力トレーニングを組み合わせたハイブリッドプログラムを提供しています。セッションの中での流れは以下の通りです。

  1. マシンピラティス(前半):体幹・インナーマッスルを活性化し、正しい姿勢・動作パターンを確認する
  2. 筋力トレーニング(中盤):活性化された体幹を使いながら、目的に応じたアウターマッスルを鍛える
  3. ストレッチ・クールダウン(後半):柔軟性の改善・回復の促進

この順番で行うことで、インナーマッスルが活性化した状態で筋トレに入れるため、フォームの安定・効率的な筋刺激が期待できます。


よくある質問

Q. ピラティスと筋トレは同じ日にやっても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。むしろ同じセッション内でピラティスを前半・筋トレを後半に行う方が、体幹を活性化した状態で筋トレに取り組めるため効率的です。ただし、両方をフルボリュームで行うと疲労が大きくなるため、トレーナーと相談しながら負荷を調整することをおすすめします。

Q. ピラティスだけでも体型は変わりますか?

A. 体幹・インナーマッスルが整うことで姿勢が改善し、スタイルが良く見える変化は期待できます。ただし、体重・体脂肪を大きく変えるには食事管理との組み合わせが必要です。筋肉量を増やして基礎代謝を上げたい場合は、筋トレとの組み合わせが有効です。

Q. 筋トレだけでも姿勢は改善しますか?

A. 正しいフォームで筋トレを行えば、姿勢筋(脊柱起立筋・臀筋・僧帽筋など)を鍛えることで姿勢改善につながります。ただし、インナーマッスル・深部筋へのアプローチという点では、ピラティスの方が得意です。慢性的な猫背・腰痛・姿勢の問題がある場合は、ピラティスとの組み合わせが効果的です。

Q. ピラティスと筋トレはどちらを先にやるべきですか?

A. 一般的にはピラティス(体幹活性化)→筋トレの順番が推奨されます。体幹を先に活性化することで、筋トレ中のフォームの安定性が高まります。一方、筋トレ後にピラティスで整えるという順番も、疲労した筋肉をほぐしながら深部筋にアプローチできるメリットがあります。

Q. 男性にもピラティスは必要ですか?

A. はい。筋肉量が多い男性でも、インナーマッスル・体幹の安定性が不足しているケースは多くあります。ピラティスを加えることで、筋トレのパフォーマンス向上・姿勢改善・怪我の予防に効果があります。スポーツを行う男性にも、体幹強化としてピラティスは有効です。

Q. 運動初心者はピラティスと筋トレ、どちらから始めるべきですか?

A. 目的によります。姿勢改善・腰痛・産後ケアが優先なら、まずピラティスから始めるのがおすすめです。体重を落とす・筋肉をつけることが優先なら、筋トレをメインにしながらピラティスを補助的に取り入れる形が有効です。PERSONALLANDでは初回カウンセリングで目的を確認し、最適な組み合わせをご提案します。


まとめ

ピラティスと筋トレは、どちらが優れているかという比較ではなく、それぞれが得意な役割を補い合う関係です。

  • ピラティス:インナーマッスル・体幹・姿勢・動作の質
  • 筋トレ:アウターマッスル・筋肉量・基礎代謝・体型変化

両方を組み合わせることで、姿勢改善・ボディメイク・怪我の予防・長期的な継続を同時に進めることができます。「どちらか一方だけ」より、目的に合わせて組み合わせることが身体づくりの近道です。


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